アークテリクス本国契約アスリートによる「INTERMISSION in Tokyo」開催

アークテリクスは、本国(カナダ・バンクーバー)と契約をしているプロスキーヤー「Cole Richardson (コール・リチャードソン)」が迎えた2024ウィンターシーズンを、3人のアーティストが映像と写真、アートをコラボレーションさせることで、新たな定義を提案する写真展『INTERMISSION in Tokyo』を、2月8日(土)~11日(火・祝)まで代官山T-SITE内のギャラリースペース「代官山T-SITE GARDEN GALLERY」にて開催いたします。
本展示「INTERMISSION」は、昨年10月にニューヨークにて開催。アクションスポーツメディアがどのように記録され、世界に共有されるかという既成概念へ挑戦し、この業界にありがちな反復的な性質を断ち切り、私たちの生き方を共有する新たな方法を模索するものです。また、この展示は、SNSの世界を超えて冬を体験し、自分自身のペースで自分なりにシーズンを解釈する場の提供と、展示を通じてアスリートやクリエイターに「冬の映像プロジェクト」を再定義するきっかけを与え、私たちの技術を共有する新しいアプローチを提案しています。「復帰」や「カムバック」についてのプロジェクトではなく、「その間」にある瞬間を祝福するものとなり、撮影の舞台となった日本でも、この瞬間を共有することが叶いました。
「INTERMISSION in Tokyo」開催概要
期 間:2025年2月8日(土)~ 2月11日(火・祝)
時 間:11:00~19:00 ※最終日のみ17:00閉場
場 所:代官山T-SITE GARDEN GALLERY [MAP]
入場料:無料(BIRC CLUB会員のお客様は後日アプリに入場チケットを配布いたします)
Cole Richardson(コール・リチャードソン)コメント
“INTERMISSION(インターミッション)”の本来の意味は体験を中断する『幕間』の時間です。それは物語の流れを止め、振り返り、洗練し、新たなアプローチを考えるための機会を提供する「間」です。私にとっては、半ば強制的な「休憩」の機会でした。 2023年1月7日に北海道で発生した、プロスキーヤー生命に関わる大怪我と1カ月間の入院生活は、私のキャリアと人生を完全に一時停止させるものでした。プロスキーヤーとして、この中断は私が大切にしていたすべてから一歩引き、未知の領域に足を踏み入れることを余儀なくされるものでした。この経験を通じて、「インターミッション」という言葉に深く惹かれるようになりました。
私にとってスキーは、自己表現を体現する芸術形式であり、一つのスポーツを超えた存在です。このインターミッション(休憩)の経験は、この思想をさらに深め、スキーがギャラリーで展示されるに値する芸術形式として捉えられる可能性を提案する原動力となりました。典型的なスキーシーズンでは、スキーヤーは映像作品やハイライト動画、SNSコンテンツを制作することが求められますが、私はこの枠を超えて創造的に挑戦したいと思いました。そして素晴らしいチームの協力を得て、スノースポーツの枠を超えたインスピレーションを与えてくれる3人のアーティストとコラボレーションする機会を得ました。彼らは私や私の物語、スキーを独自の視点で捉え、私自身の物語だけでなく、今日のメディアにおける豊かな風景におけるスキーの物語に新たな命を吹き込みました。
New York開催の様子
Cole Richardson(コール・リチャードソン)
フリースタイルスキーヤー
2001年生まれ。体操選手、スキーレーサー、スロープスタイルやハーフパイプのフリースタイルスキーヤーなどの分野で活躍する若手から技術を吸収してきたコール・リチャードソンは、これまでのスキーヤーとは一線を画す存在。スキーレーサーであった両親に2歳のころからスキーに親しみながら育てられ、技術的な素養、スタイルへの情熱、そしてスキーへの純粋な愛情に駆り立てられ、自分らしさを前面に出した、自由な自己表現を志向し、フリースキーの世界に、圧倒的なダイナミズムと縦横無尽に舞うエア技術をもたらした。その技術が評価され、2019年度のQuiksilver Young Gunsコンテストでは1,000本もの応募映像の中から見事優勝。スキーを通じて自身のスタイルを表現しつつ、2021年に公開された映画で初めての撮影を担うなど、スキーに留まることなくあらゆる領域で自身の表現力を発揮している。
- 本国サイトブログページ(記載言語:英語)
- コール・リチャードソンInstagram
アーティスト紹介
Alex F Webb(アレックス・F・ウェブ/写真家 兼 映画製作者)
風景とそれに付随する物語に対する理解を覆す写真家兼映画製作者。時に過酷な地形に没入することを通じて、作品の被写体リズムを反映しています。アウトドアと結びついた生活を送る人々に焦点を当てることで、これらの環境がどのように被写体を形成し、またそれらの人々がどのようにして土地に痕跡を残すかを明らかにする。イギリスの風景とその住人たちの不安を引き起こす側面を見据えた彼のプロジェクト「BLEU(ブラインド・ランディング・エクスペリメンタル・ユニット)」と、数々の賞を受賞した短編映画「KEITH」では、事実とフィクションの語法が融合しており、証拠という概念を用いて社会構造に対する信頼と信念に挑戦している。
Leo Hoorn(レオ・ホーン/編集者・撮影監督・映像ディレクター)
ブリティッシュコロンビア州スミザーズで生まれ育ったレオ・ホーンは、若くしてスケートボードとスノーボードに没頭。その後すぐに映画制作を始め、業界内の友人たちの縁でウィスラーに移り住み、そこですぐに現地の映画製作会社、シェルパス・シネマに見出された。
シェルパス・シネマでは、編集者、撮影監督、映像ディレクターとして、「All I Can」、「The Great Siberian Traverse」、「Tsirku」、「Loved by All」、そして最近では「Children of the Columbia」など、辺境の地で撮影されたプロジェクトに携わっている。
Marvin Leuvrey(マーヴィン・ルヴレイ/フォトグラファー・ディレクター)
パリを拠点に活動する写真家、ディレクター、アーティスト。商業作品では、ルイ・ヴィトン、ジャックムス、ディオール、エルメス、アークテリクス、ジバンシー、ロエベ、モンクレール、ジョーダン、アディダス、リモワ、ラファ、サロモン、ナイキなどのブランドとのコラボレーションや、Epoch、Images、M magazine、Another Man、Revue、Wallpaper*、(RE)pictureなどの雑誌での編集作品を手がけていた。アーティストとしての活動では、FOAMポール・ハフ賞とマック・ファースト・ブック賞の候補にノミネート。アテネのベナキ美術館、フォトミュージアム・ヴィンタートゥール、東京のポストギャラリーなどで作品を発表している。
皆様のご来場をお待ちしております。

