「ラッシュ SK」はバックカントリースキー・スノーボードに特化したニューモデルです。雪山で使いやすいロールトップのメインコンパートメントに、2ウェイでアクセスできる独立したスノーセイフティギアポケット。シンプルながら登行に快適で滑走バランスに優れた背面構造に、多彩なスキー&ボードキャリーシステム。降雪はもちろん、湿雪にも対応するマテリアルに至るまで、バックカントリーでのストレスのない使い勝手を支えます。

厳冬期から春までのバックカントリー、ときには吹雪の中でも使うバックパックだからこそ、わかりやすく、的確な操作性が求められます。グローブをしたままの手で、必要なギアを素早く出し入れできるかどうか。天候の変わりやすいコンディションではなおさらです。

- アクセスが容易なロールトップクロージャーシステム

大きく開口するロールトップクロージャーだから、パッキングも容易で、ギアの取り出しもスムーズ。両サイドはバックル留めで、コードを引いてコンプレッションします。ロールトップだからボリューム調整が容易です。32Lモデルは40Lまで、42Lモデルは50Lまで拡張可能です。

- 視認性の高いホワイトインテリア

メインコンパートメントとスノーセイフティギアポケットの内側は、ホワイトで統一して視認性を高めています。ダークな色合いのスタッフバッグや小物も見つけやすく、夜明け前からの行動や悪天候時に効果を発揮します。

- 行動中でも素早くアクセスできるサイドファスナー 

本体に側面にはフルレングスの止水サイドファスナー付き。大きく開口するので、大きめのウォーターボトルや、休憩時にシェルの上から着るオーバージャケットなどの出し入れに便利です。ショルダーストラップに片腕を通したまま開閉すれば、行動中でも荷物を出し入れできます。

- 2ウェイでアクセスできるスノーセイフティポケット 

スノーセイフティギアポケットも2ウエイアクセス仕様。行動中には大きく開口する止水サイドファスナーから素早く撮りだし、ギアのパッキングや整理にはロールトップ内部の専用ファスナーを開けた上からじっくり。ショベルとプローブを収めて、クライミングスキンが余裕で入る大容量です。

登りでは荷物の重さが負担にならないように、滑走では背中の荷物が上下左右にブレないように。
バックカントリー用パックはタイトな背負い心地とバランスが生命線です。

- 荷重の分散とバランスを支える軽量背面構造

軽量フォームの内蔵バックパネルが荷重を背面に分散させ、中央を貫くシングルアルミニウムステイがそれを支えます。内蔵バックパネルにはショルダーベルトとウエストベルトが直付けされており、このシンプルな構造により、バランス良い背負い心地を維持したまま、軽量化を実現しています。

- ラミネートされたショルダーストラップ

ショルダーストラップは肩にフィットしやすい薄手。パウダスノーで、あるいは降雪中に、背負ったり降ろしたりを繰り返すことを想定し、雪が付着しにくい素材でラミネート済み。ロードリフター付きで重心調整は容易です。

- 取り外し可能なチェストストラップ

チェストストラップは取り外し可能。バックルには滑走中の仲間に雪崩の発生を告げるセイフティホイッスル機能付き。レスキュー時にも役立ちます。

ヘルメットやアイスアックスのキャリーシステムに、容量のあるリッドポケットなど、バックカントリーの現場で使いやすい機能が備わっています。

本体には左右それぞれ6ヵ所のフックにストラップを付け替えることで、さまざまな装着アレンジが可能です。また、標準装備のストラップを使う以外に、別売り「アルファ SK ストラップ」のようなスキーストラップの活用もお勧めです。

できるだけ軽量に仕上げつつも、耐久性や耐候性には妥協できません。

ARC'TERYXのバックカントリー用バックパック「ラッシュ SK」は32Lと42Lの2モデル展開で、容量以外の機能はほぼ同じです。ハイシーズンのバックカントリーツアーなら40Lまで拡張する「ラッシュ SK 32」で十分な容量ですが、ロープやクランポンを追加したり、山小屋泊の場合は、50Lまで拡張するガイド仕様の「ラッシュ SK 42」が安心です。