より高いプロテクション性能を求め
新しいゴアテックスメンブレン
「ePEメンブレン」を採用し
進化を遂げたBETAのハードシェル
アウトドアアクテビティにおいて、幅広い対応力を誇るベータシリーズのシェルジャケットが、新たにePEメンブレンを採用したGORE-TEX ファブリックスに素材を変更したことにより、軽量性と柔軟性が向上し、全体のパフォーマンスを高めました。活動場所を選ばない汎用性の高いベータ ジャケットと、アルパイン環境での行動に特化したベータ ライトウェイト ジャケット。どちらも軽量で、汎用性が高く、防水透湿・防風性に優れるという特長はそのままに、より薄手になった生地のメリットを生かした進化です。また、裏地のGORE C-KNIT® Backerも効果を発揮し、着心地はさらに軽く、柔らかく、アウトドアでのパフォーマンスを向上させています。
1. BETA JACKETの変更点
表地:30デニールから80デニールに変更
裏地:GORE C-KNIT® Backerを採用
2. BETA LIGHTWEIGHT JACKETの変更点
裏地にGORE C-KNIT® Backerを採用
軽量性と着心地がアップ
ベータ ライトウェイト ジャケットは、ベータ LT ジャケットと同じ40デニールの表地を使いながらも、新しいGORE-TEX ファブリックスを採用することにより、重量は395gから340gへと55g軽くなっています。これは従来より薄型のePEメンブレンの効果といえます。裏地はGORE C-KNIT® Backerに変更。トリコット(編物)バッカーと比べてしなやかで透湿性も良く、レイヤリングもスムーズ。薄くて軽く、そしてやわらかな感覚は、袖を通した瞬間に実感できるはずです。
ベータ ライトウェイト ジャケットはアルパイン環境での行動に特化したモデルです。
※重量はメンズ製品についての説明です
表地:従来のベータ LT ジャケットと同じ40デニールを採用
裏地:トリコット(織物)バッカー からGORE C-KNIT® Backerに変更
3. 2つのモデルの相違点
今季新たに登場したベータ ジャケットとベータ ライトウェイト ジャケットは、いずれも「万能性」をテーマにしたシェル。どちらも軽量で、汎用性が高く、防水透湿・防風性に優れるという特長を備え、ハイキングやトレッキングを中心にさまざまなアウトドアアクティビティに最適です。
3-1_BETA JACKET
いずれも軽量で、快適な着心地のシェルですが、両者の違いは、本格的なアルパインエリアでの登山を想定しているかどうか。ヘルメットを使わず、汗をかくほどの運動強度が高くないアクティビティならベータ ジャケットの選択がベターです。ベータ ライトウェイト ジャケットよりもフィットは緩やかで、さまざまなミッドレイヤーともレイヤリングしやすくなっています。
フード:ヘルメット非対応
フィット: レイヤリングのしやすい緩やかな作り
3-2_BETA LIGHTWEIGHT JACKET
ヘルメットが必要な岩稜帯での登山や、さまざまなコンディションが想定される複数泊の縦走で安心なのは、ヘルメット対応ストームフードやピットジップを備えたベータ ライトウェイト ジャケットです。
フード:ヘルメット対応
ピットジップ:あり
4. GORE-TEX ePEメンブレンとは
新開発「ePEメンブレン」とは?
多孔質の延伸ポリエチレンを採用したまったく新たなGORE-TEXメンブレン。従来のePTFEメンブレンよりも軽くしなやかなために、ラミネートした3レイヤー素材を薄手軽量に仕上げることができます。表地にはFC0(FCゼロ)のDWR(耐久撥水)を施し、メンブレンと同様にフッ素系素材は不使用。製造過程での二酸化炭素排出量も削減しています。
メンブレン変更の背景とは?
ゴア社では、すべてのGORE-TEXブランド製品で耐久性と長い製品寿命を持ちながら、環境への影響を低減する取り組みを行なってきました。その一環がPFASフリー、つまり、非フッ素系材料への転換です。すでにFC0(FCゼロ)を実現したDWR(耐久撥水加工)とともに、キーテクノロジーであるメンブレンを従来のePTFEから、非フッ素系素材のePEに変更しました。ゴア社では近い将来、すべての製品でフッ素系素材が全廃になる方向です。
新素材における撥水性テスト
新たなePEメンブレンは、従来のメンブレンと同じくゴア社の厳しい基準をすべてクリアしています。ゴア社のラボでは、生地としての特性をチェックするフレックステスト、撥水性を確認するDWRテスト、耐久防水性を確認するためのキラーウォッシュテスト、ウエア製品としての防水性を確認するレインルームテストを行っています。同時に、アークテリクスではフィールドテストを繰り返し行い、すべての基準をクリアすることが求められます。
5. 共通する既存のディテール
山岳用シェル開発のなかで培われた技術
ベータ ジャケットとベータ ライトウェイト ジャケットは、アウターシェルとして使いやすい共通したティテールを備えています。それは長年に渡って山岳エリアで活動するためのアウターシェル開発を続けてきたアークテリクスの技術と経験の積み重ねでもあります。
縫い目からの浸水を遮断する
シームシーリング
縫い⽬はすべてシームシーリング済み。⾼い技術によって1.6mm幅のマイクロシームを採⽤し、シーリング幅を軽減。動きと着⽤感の向上と、軽量化につながっています。また、シームテープの合わせ⽬や屈曲点も、不要なかさ⾼を抑える特殊な接着仕様です。
雨を防ぐ薄⼿で軽量なGORE-TEX プロダクト
やわらかな着⼼地と⾼い防水透湿性を誇り、⽤途やフィールドを選びません。薄⼿軽量、折りたたんでもコンパクトになるため、夏⼭のレインジャケットとしてバックパックに常備するのにも適しています。
フード調整はワンアクションで
フードは⽚⼿でフィットを調整できるアジャスター付き。⽚⼿でコードの先端を引いて絞ればロックし、バックルを押しながら引き上げると開放します。
独自開発の
RS™ジッパースライダー
最上部まで隙間なく締まる独⾃のジッパースライダーによって、ポケットのジッパーガレージを不要にし、使いやすい位置でありながら、動きを妨げず、最適なデザインを実現しています。
両サイドのポケットに加えて
内側にはセキュリティポケット
ポケットは、バックパックのウエストハーネスを締めても使える⾼さに左右⼀個所ずつ。左胸内側には圧着されたセキュリティジッパーポケットがあります。
ダイカットベルクロの
カフスアジャスター
カフのアジャスターはダイカットした樹脂製ベルクロテープ。濡れても型崩れしないため降⾬中でも扱いやすく、しっかり⼿⾸まわりを締められます。
6. 洗濯の重要性
GORE-TEX製品は洗濯によって機能が回復し、長持ちします
GORE-TEX ファブリックスの汚れは、生地の劣化や、シームテープの剥がれからくる浸水などの原因となります。そこで、着用後は洗濯によって汚れをしっかり落としてください。また、十分に乾燥させることで撥水性が回復します。GORE-TEX製品は家庭用洗濯機で手軽に洗うことができます。一見、汚れていないように見えるシェルも、発汗や体の皮脂によって着用するたびに少しずつ汚れていきます。肌着は1回着用するごとに洗濯するように、GORE-TEX製品も1回の着用ごとの洗濯がおすすめです。洗濯とお手入れによってウエアは長持ちします。
7. ラインナップ
BETA JACKET
街でも山でもおすすめのオールラウンダー
軽々とした持ち運びと、ゆるやかに体にフィットする軽量なハードシェルジャケット。耐久性の高い80デニールの表地ながら、新たなePEメンブレンの効果で、軽く、しなやかな着心地を実現し、街からアウトドアまでシームレスに活躍してくれます。
BETA LIGHTWEIGHT JACKET
登山やトレッキングに最適
ePEメンブレンによって薄く、軽く、やわらかくなったハードシェルジャケット。裏地のGORE C-KNIT® Backerと相まって、しなやかで軽々とした着心地。ヘルメット対応ストームフードやピットジップを備え、岩稜を含んだアルパインエリアでの登山に最適です。
金額 | 重さ | デニール数 | ヘルメット対応フード | ピットジップ | |
ベータ ジャケット | ¥68,200 (税込) | 375g | 80d | × | × |
ベータ ライトウェイト ジャケット | ¥84,700 (税込) | 340g | 40d | ◯ | ◯ |
ベータ ジャケット メンズ
金額
¥68,200(税込)
重さ
375g
デニール数
80d
ヘルメット対応フード
×
ピットジップ
×
ベータ ライトウェイト ジャケット メンズ
金額
¥84,700(税込)
重さ
340g
デニール数
40d
ヘルメット対応フード
◯
ピットジップ
◯