バックカントリーをより深く
地形を読む。
ラインを見つける。
バックカントリーでは、力で押し切るよりも、賢く動くことが上達につながります。山で過ごす時間が増えるにつれて、地形はバラバラな要素ではなく、ひとつのつながりとして見えてくるようになります。フォールライン(雪が自然に流れ落ちる方向)に目を向けると、稜線やロールオーバー(斜面が落ち込む境目)、日陰のポケット、ウィンドリップ(風でできた雪の張り出し)といった、地形を形づくる要素が見えてきます。こうした特徴を読み取ることで、より安全で無理のない登行ルートを選び、満足度の高い滑降ラインを描くことができます。
ツーリングを重ねるたびに、地形への理解は少しずつ、確実に積み上がっていきます。遠くに見えた斜面、自分の足でたどってきたライン、足裏で感じたわずかな起伏。そのすべてが、山を読み解く感覚を育ててくれます。
尾根や樹木、岩の露頭(ろとう)は、滑り出す前にラインを思い描くための目印になります。リズムをつくり、ターンのきっかけを与え、斜面がどう続いていくのかを教えてくれる存在です。光の変化にも注意を向けてみてください。光は、地形を隠すこともあれば、際立たせることもあります。その日のコンディションにラインを合わせることで、見慣れた斜面がまったく違った表情を見せることもあります。
地形への理解が深まると、山そのものが持つ自然な“流れ”が見えてきます。支えてくれる雪質、一定した斜度、クリーンなエグジット(抜け道)。そうした要素が揃う、スムーズに動ける地形を探してみてください。
最も急なラインを選ぶ必要はありません。大切なのは、山と“戦う”のではなく、山と“呼吸を合わせる”ように進めるラインを選ぶこと。バックカントリーでの成長は、ひとつひとつの丁寧な選択の積み重ねから生まれます。
「境界を越えて」
山に生きる人々から学びましょう。アスリートがこれまでに積み重ねてきた経験をたどることで、彼らがどんな視点で山を見ているのかが見えてきます。ここでは、インタビューと映像を通して、2人のスプリットボードガイドがどのように「システム オブ ドレス」を実践しているのか、山の状況に応じてどのように判断を下しているのかを紹介しています。
山を纏う人々
まと
山に精通するライダーたちから学びましょう。
詳細を見るSYSTEM OF DRESS
バックカントリーの複雑さをシンプルにする、アークテリクスのレイヤリングシステム、「システム オブ ドレス」。3つの役割を持つレイヤーが連動し、数秒で「換気(ベンチレーション)・保温・防護」を切り替えることができます。変わりつづける山に対応するためのシステムです。
主にシェルの上から着用し、寒冷な環境でのアクティビティやビレイ、休憩時に冷えから身を守ります。
雨や風、雪などの外的要因から身を守ります。
保温と通気によって体温調節を行います。
汗を吸収し、肌の表面をドライに保ちます。
ガイドに出会う
バックカントリーを、より身近に、そしてより安全なものにしてくれるガイドたち。彼らの考え方や辿ってきたラインに触れることで、「経験」が何より大切なツールである理由が見えてきます。