製品のお手入れ

ゴアテックス洗濯チュートリアル(ビデオ)

ダウン洗濯チュートリアル(ビデオ)

製品ケアについて

ゴアテックス洗濯手順 (動画)

Arc'teryx ゴアテックスウェアを洗濯する理由

アークテリクスのゴアテックス ウェアが最良のパフォーマンスを発揮するには、定期的なお手入れが不可欠です。
たまった汚れや汗、体の皮脂により、メンブレンの機能と素材の耐久撥水(DWR)加工の総合的効果が損なわれる可能性があります。DWRは水が素材の表面を水滴となって転げ落ちる、ビーディングと呼ばれる効果を促します。定期的な洗濯とDWRの再塗布で、ゴアテックス ウェアのパフォーマンスを維持し、製品寿命を延ばすことができます。

Arc'teryx ゴアテックスウェアの洗濯頻度

洗濯の頻度は、使用頻度や環境によって変わります。洗濯頻度の目安:
ヘビーユーザー(例:ランニングやスキーツアー)10から12回の使用ごとに洗濯
ライトユーザー(例:犬の散歩や街中での使用)20から30回の使用ごとに洗濯
または、お客さまでご判断ください。ウェアに汚れが目立ち、水滴を弾かなくなったら洗濯してください。

Arc'teryx ゴアテックスウェアの洗濯方法

洗濯機で水洗いが可能です。
洗剤は市販の中性洗剤が使用可能です。すすぎは十分に行ってください。
洗剤が残っていると、表生地の撥水低下があります。
洗濯機に入れる前にフロント、ピットジップのファスナーはしっかり閉じてください。
*ポケットのファスナーは開けておいてください。
自然乾燥、日陰で吊り干しを推奨致します。
又、十分に乾燥させた後、撥水性の回復を行う事をお勧め致します。
*洗濯、乾燥で汚れが落ちた状態で、撥水性はある程度回復していますが、より撥水性を高める為には以下をお勧め致します。
ウェアを洗濯し、汚れをきれいに落とし、良く乾かした後、市販の撥水スプレーをして、30分程自然乾燥させてください。
*スプレーするときは、換気に十分ご注意下さい。
乾いてから、必要であればスチームアイロンなどで熱処理をしてください。
*アイロン(低温)を使用する場合はファスナー等の付属類に当たらないよう十分に注意してください。

DWR (耐久撥水) の再加工方法

ウェアを洗濯し、汚れをきれいに落とし、良く乾かした後、市販の撥水スプレーをして、30分程自然乾燥させてください。
*スプレーするときは、換気に十分ご注意下さい。
乾いてから、必要であればスチームアイロンなどで熱処理をしてください。
*アイロン(低温)を使用する場合はファスナー等の付属類に当たらないよう十分に注意してください。

グローブ類のケアについて

アークテリクスのグローブは機動性と暖かさの両方を確保するために、さまざまな素材や生地、独自のパターンを使用しています。
アークテリクスのプレミアムクオリティを誇るレザノヴァ皮革は、乾燥していときも柔らかく「しっとり乾燥」しています。グローブとミトンは、ストーブやベースボードヒーターなどの火元から安全な距離 (1 メートル以上) を保つようにしてください。
グローブとミトンの洗濯については、中性洗剤を使ってぬるま湯で手洗いすることをおすすめします。それから干して乾かしましょう。洗濯機、乾燥機などは使用しないでください。
取り外し可能なライナーも手洗いして別々に乾かします。アウターシェルとグローブの裏地を裏返しにしないでください。

ダウンの洗濯とお手入れ方法

*基本的にはダウン製品に関しましては、非常に洗濯が難しいため専門のクリーニングをお薦めいたします。
ただしご自身の責任で洗濯をする場合は下記の手順をお薦めいたします。*
ダウンのロフトが減ったり、汚れや脂が付着するとダウンの性能が低下するので、洗濯することをおすすめします。
ロフトをキープし長持ちさせるためには、時々ダウンをきれいにすることが大切です。ただし、慎重に行いましょう。
ダウンの洗濯にはドラム式洗濯機を強くおすすめしていますが、タテ型洗濯機 (縦型洗濯機) をお持ちの場合は、「洗い」サイクル中にウェアを守るためメッシュのランドリーバッグに入れると良いでしょう。
ぬるま湯 (熱くもなく冷たくもない) を使用し、弱回転かデリケート洗いで撹拌を抑えます。ダウンから洗剤を完全に取り除くには、すすぎサイクルを 2 回行うと効果的です。
ウェアを平らに置いたら清潔なタオルで優しく押して、余分な水分をとりましょう。次に、清潔なテニスボール2つ入れて低温(弱回転)でダウンウェアを乾燥させると、ロフトが戻りやすいです。
ダウンを完全に乾かすには 3 時間以上かかるかもしれませんが、ロフトと暖かさを完全に回復させるためにはしっかり乾燥させましょう。
乾いたらすぐにダウンを取り出し、スペースに余裕がある乾燥した場所にしまいましょう。

ソフトシェルウェアに DWR (耐久撥水) を再加工する方法

DWR は、Arc'teryx のソフトシェルウェアの表面に加工されたポリマーです。
洗濯、乾燥後でもソフトシェルウェアの表面が以前ほど水分をはじかなくなったら、 DWR を再加工する時期です。
技術でウェアの DWR 加工を補っているので、市販の撥水スプレー、特にGrangers® XT Waterproofer スプレーの使用を推奨していますGrangers® XT Waterproofer スプレーの使用方法については下記リンクよりご確認ください。 ( https://www.caravan-web.com/caravan/ment/wear_ment.html
洗濯後はジッパーをすべて閉め、濡れたウェアをハンガーにかけて、Grangers® XT Waterproofer スプレーを表面にむらなくスプレーします。
次にウエアを乾燥させます。自然乾燥、日陰での吊り干しを推奨いたします。
乾いてから、必要であればスチームアイロンなどで熱処理をしてください
*アイロン(低温)を使用する場合はファスナー等の付属類に当たらないよう十分に注意してください。
浸すタイプの DWR はおすすめしません。
必ずしもウェア全体に DWR の液剤がむらなく行き渡るとは限らないからです。
代わりにスプレーの使用を推奨しているのは、ウェア全体に直接むらなく施すことができるためです。

インサレーテッドウェアの洗濯方法

インサレーテッドジャケットの洗濯にはドラム式洗濯機を強くおすすめします。デリケート洗いで水温を 30℃ に設定し、すすぎを 2 回行います。
ウエアを裏返し自然乾燥、日陰で吊り干しを推奨致します。
しつこい汚れを取り除くには、汚れた部分に染み抜き洗剤を使用します。その後、上記の手順通りにウェアを洗濯し、乾燥させます。

インサレーテッドウェアのリプルーフ方法

まずは市販の中性洗剤を使用しウェアを洗濯します。
次にのスプレータイプ、または浸すタイプのリプルーフ製品を使い、濡れたウェアの表面に直接スプレーするか、浸すタイプの防水製品を適量加えてもう一度洗濯します。
防水製品のラベルに記載されている洗濯手順に従いましょう。
ウェアを裏返し、自然乾燥、日陰で吊り干しを推奨致します。

フリースウェアのお手入れ方法

まずは中性洗剤を使用しぬるま湯での洗濯機洗い、低温乾燥。漂白禁止、柔軟剤の使用不可、アイロン禁止、ドライクリーニング不可。 似たような色のウェアと一緒に洗うことをおすすめします。
Grangers® Performance Washを使用して ゴアテックスジャケットを洗濯する時に、フリースウェアを洗濯機に入れると最善のパフォーマンスが期待できます。 生地の汚れをすべて取り除き、臭いを防いで、洗剤を残しません。
Grangers® Performance Wasの使用方法については下記リンクよりご確認ください。 ( https://www.caravan-web.com/caravan/ment/wear_ment.html

ウールウェアのお手入れ方法

ウール製品はドライクリーニングを強くお勧めしています。ただしWool製品用の特別な洗剤を使って冷たい水で手洗いしてから、平干しで乾かして良いものがほとんどです。

フットウェアの洗濯とお手入れ方法

フットウェアの洗濯には、水洗いが最適です。フットウェアは手で汚れをこり落とす、または柔らかいブラシでゴシゴシ磨きます。この方法で、大抵の汚れは落とすことができます。石鹸を使う必要がある場合は、低刺激または無添加石鹸で洗い、フットウェアをしっかりすすいできれいにしましょう。フットウェアを、放置して乾かします
(ドライヤーなどの熱風が出るものは使用不可)。フットウェアは屋外で陰干ししてください。一晩で乾きますが、天候によりもっとかかる場合があります。

フットウェア ライナーの洗濯とお手入れ方法

フットウェア ライナーは必ず手洗いして、無添加の低刺激石鹸または普通の洗剤を使用してください。漂白剤や柔軟剤は使用しないこと。フットウェア ライナーは干して乾かし、タンブラー乾燥器には入れないこと。

パックの洗濯法

パックの洗濯には、水洗いが最適です。手で汚れをこすり、柔らかいブラシでゴシゴシ磨きます。この方法でほとんどの汚れを落とすことができます。石鹸を使う必要がある場合は、低刺激または無添加石鹸で洗い、しっかりすすいできれいにしましょう。パックを、つるして乾かします (ドライヤーなど熱風が出るものは使用不可)。
パックを外に干す場合は、日陰に干してください。パックはおよそ一晩で乾きますが、天候により長くかかる場合があります。

ヒップベルトの手入れとメンテナンス

すべての Arc'teryx Naos AC2 パックは、自社工場で潤滑剤を封入された回転式 Load Transfer Disc が付いています。通常 (軽度から中程度) の使用では Disc のメンテナンスは必要ありませんが、長期の使用後や、表面が砂、泥、擦れなどの汚れにさらされた後は、簡単な手入れや潤滑剤の導入が必要になることがあります。
不自然な音がしたり、ヒップベルトの回転が鈍く感じたら、ヒップベルトを外して Disc をきれいにしましょう。
ヒップベルトの外し方と Disc の清掃方法:
サイドロードスタビライザーストラップをゆるめ、パック本体のプラスチックバックルから抜いてヒップベルトを外します。後で組立てるため、ヒップベルトの位置を覚えておきましょう。
パックを裏にして寝かせヒップベルトを反時計回りに 1/4 回転させると、「カチッ」という小さな音がして Disc が外れます。力を入れなくても簡単に離れます。
取り外したら、両方の Disc をきれいな乾いた布でふき、ゴミくずを取り除きます潤滑剤が残っていたら、ヒップベルトをパック本体に取り付けます(組立て手順は下記参照)。 砂粒や破片が残っていたら、布に中性洗剤とぬるま湯を付けて Disc をふく、または歯ブラシなどで破片を除去してください。両 Disc の外側のリングと連結部の突起に AC2 潤滑剤を薄くのせます。のせ過ぎに気を付けてください。
パック本体にヒップベルトを取り付けるには:
パック本体を裏にして寝かせ、カーブした両端が上に向くようにヒップベルトを最終的な位置に置きます。
ヒップベルトを左に 30 度回して、 Disc 同士をかみ合わせます。かみ合わせたらヒップベルトを Disc にしっかりと押し付け、時計回りに回転させて装着させます。
ヒップベルトのロードスタビライザーストラップをパックのプラスチックバックルに通します。
配管の仕事に使用するシリコングリースも代替品として使うことができます。ホームセンター、金物屋、マリン スポーツ ショップなどでご購入いただけます。
Disc の動きが鈍くなり、ウレタン成分を劣化させるので、 WD40 のような潤滑油は使用しないで下さい。

汚れ除去のヒント

ウェアから粘液や樹液を取り除くには、まず氷等で冷やしてから刃が鋭くないバターナイフなどを使ってできるだけこそげ落とします。
水またはホワイトビネガーを溶かした水にウェアを浸し、低刺激の粉末洗剤か 合成繊維用の洗剤を使用してぬるま湯で洗います。
頑固な汚れは、3 倍の水で希釈した 食器用洗剤を使用し、古い歯ブラシ等の柔らかい毛ブラシでこすりましょう。
ゴアテックスウェアから油脂を取り除くには、3 倍の水で希釈した 食器用洗剤で汚れ部分を湿らせてこすります。
その後、もう一度 中性洗剤を使用してぬるま湯でジャケットを洗います(上記参照: 「ゴアテックスウェアの洗濯方法」)。