Vol.7 九州・番外編
くじゅう連山、福岡のローカルな山の魅力とは
ARC'TERYXが日本の美しいフィールドを紹介する「Backyard」。今回、九州の魅力的なフィールドをナビゲートしてくれるのは、福岡のアウトドアショップ「ラリーグラス」の浦周平さんと田村友樹さん。
Part.1では九州の山好きたちに愛されるくじゅう連山の魅力をさまざまな角度からご紹介。Part.2では近くの里山でのクライミング朝練に密着し、福岡のローカルな山やラリーグラスについて、おふたりに語っていただきました
今回のナビゲーター
浦 周平(ラリーグラス代表)
うら しゅうへい●1979年、福岡市生まれ。高校時代はスキー選手で国体に出場。北海道で10年間を過ごし、福岡に戻ってラリーグラス入社。2019年から代表取締役社長。夏は登山、トレイルランニング、沢登り、クライミング。冬はテレマークスキーを楽しんでいる(右)
田村 友樹(ラリーグラス・スタッフ)
たむらゆうき●1985年福岡市生まれ。大学卒業後、都内での商社勤務。東日本大震災を機に福岡に戻ってセレクトショップを経営。ラリーグラス入社後はオールラウンドなアウトドアアクティビティの魅力に触れ、現在ほとんどの休日をフィールドで過ごしている(左)
Part.1
徹底ガイド「くじゅう連山」〜とっておきの歩き方、教えます
くじゅう連山を知り尽くしたナビゲーターの二人
今回、九州の山を訪れるに際して案内役をお願いしたのは、福岡市のアウトドアショップ「ラリーグラス」のお二人、代表の浦周平さんと、スタッフの田村友樹さんだ。
今年44歳という浦さんは、父の跡を継いでラリーグラスを率いる若き社長。福岡で生まれ育ち、高校時代に競技スキーに取り組んだことから札幌の大学に進学し、卒業後も北海道に残り、老舗登山用品店「秀岳荘」での5年間の勤務を経て福岡に戻った。
北海道時代は登山、沢登り、クライミング、冬はテレマークスキーやアイスクライミングと、北海道の豊かな自然をアクティブに満喫。その頃の活動が現在のベースになっている。
一方、田村さんは入社8年目という。大学卒業後は都内の商社に4年間勤務し、東日本大震災を機に地元福岡に戻ってセレクトショップを営んでいたという経歴の持ち主。ラリーグラス入社後は、休みのたびに浦さんや周囲のスタッフに連れられひたすらフィールドに通い、今もほとんどの休日は山や川で過ごしているという。
ラリーグラスの社員はみなアウトドア好きで、時間を作ってフィールドに出かけているが、特に二人は年齢も近いこともあって、一緒に行動する機会が多いという。そのせいか、息の合った友達同士のようで、どう見ても社長と従業員という間柄ではない。互いにポジティブな遊び心で刺激し合っていて、一緒にいると楽しい時間を過ごせること請け合いだ。
そんな彼らが提案してくれたのが「くじゅう連山での1泊2日のテント泊山行」だった。
九州を代表する人気登山エリア「くじゅう連山」
「くじゅう連山」は、「九州の屋根」とも呼ばれる人気登山エリアである。九州の山としては阿蘇山のほうが全国的な知名度は高いが、「登りに行くなら断然くじゅう」だと浦さんは言う。
位置的には、大分県と熊本県にまたがる阿蘇くじゅう国立公園の大分寄り。ザックリいえば、九州のド真ん中の少し上といったあたり。
連山とはいえ山が山脈状に連なっているわけではなく、坊ガツルの大湿原の周囲を火山群が取り囲んでいるようなイメージで、九州本土最高峰という標高1,791mの中岳を筆頭に、1,700m前後の山が寄り添うように連山を形成している。
V平治岳から見た中岳(写真:ラリーグラス提供)
その意味では、九つ(とも限らないが)の山が重なるように連なる様は、「九重」という漢字表記のほうがイメージしやすいかもしれない。ちなみに、九州地方の最高峰は屋久島の宮之浦岳(1,936m)だ。
***久住? 九重? くじゅうの名称問題とは
このエリアでは歴史的に「久住」と「九重」の表記が混在してきた。これは同じ「くじゅう」でも自治体によって使う漢字が異なるためで、久住山がある久住町(現在の竹田市)からすれば「くじゅう=久住」だが、九重町(ここのえまち)からすれば「くじゅう=九重」なのである。歴史をたどると、現在は「星生山」と呼ばれる久住山の北西の山にも、以前は「九重山」という同じ読みの表記が用いられていた(九重町側からすると「九重山=くじゅう連山」という認識で捉えられていた)。複雑な背景を経て、現在では「阿蘇くじゅう国立公園」と呼ばれるように、エリア、山塊としては各所へ配慮した「くじゅう」というひらがなでの表記が一般的になっている。
「くじゅう連山」はどんな山?
くじゅう連山は、山域をぐるりと取り囲むように10カ所以上の登山口があり、そこから網の目のように登山ルートが延びている。その多彩さが大きな魅力なのだが、逆にいえば、初めての人にはわかりにくいところ。そこでラリーグラスのお二人の出番である。くじゅうの登山ルートをわかりやすく紹介いただこう。
——まずは、くじゅう連山の魅力を教えてください。
浦:九州ではメジャーな山です。登山を始めた人は、まず地元の里山を歩くことからスタートし、その次に目指すのがくじゅうです。私たちも登りにくる機会は多いですよ。店のお客さんとのツアーやイベントも開催しますし、プライベートの登山でもよく訪れています。年に2、3回じゃきかないな。
田村:初心者からベテランの方まで人気がありますよね。近郊の山に登っていた人も、もう少し長い距離を歩いてみたい、山小屋やテントに泊まってみたい、そうなると、くじゅうになりますね。
浦:いくつもの山があるのでコース取りが多彩ですし、どの山も危険なコースはありませんし、思ったよりも手軽に山頂に立てる。少し歩いただけで、景色もどんどん変わりますしね。日帰りでも十分に楽しめますし、法華院温泉の山小屋や、坊ガツルでテント泊をすれば、2泊でも3泊でも楽しむことができる山です。
田村:アクセスも悪くない。福岡から高速で2時間少々ですし、大分や熊本からも来やすい。連山を取り囲むように多くの登山口があるので、いろいろなルートを選んで遊べる。いい山ですね。
——おすすめの登山シーズンは?
浦:一番人気はなんといっても、ミヤマキリシマの花が咲く初夏です。山の斜面が一面ピンク色に染まるあの景色は見物です。
写真:ラリーグラス提供
田村:本州から来られる方も多くなる時期ですよね。次におすすめは秋の紅葉です。
浦:紅葉の見ごろはまさに今回の撮影時期の10月中旬頃です。紅葉は山頂付近から始まり、日を経るごとに麓に降りてくる。ミヤマキリシマも紅葉も、時期によってピークを迎える斜面が少しずつ変化していくので、店のツアーなどはそのタイミングを読んでコースを設定しています。
田村:冬もいいですよね。雪はそれほど多く降り積もる場所ではないのですが、一面真っ白な世界になる。御池(みいけ)がビシッと凍って、その上を歩けるようになります。四季折々で表情がぜんぜん違ってきますから、やっぱり年に何度も来ることになります。
写真:ラリーグラス提供
——真夏はどんな感じですか?
浦:やはり、真夏はかなり暑いです。くじゅうは登山口で標高1,000m台、高いところでも1,700m前後。また、登山道の多くは森林限界を超えているので日射を遮るものがない。なので、日差しや熱中症の対策をしっかりして真夏の山を楽しみたいです。
田村:ですよね。僕は必ず汗だくになるので、水分は多めに持つようにしています。
初日は紅葉の大船山に登って坊ガツルでテント泊
—今回のルートの狙いを教えてください。
浦:紅葉の時期ということで、まずは最盛期の紅葉を楽しめるルートであること。それにプラスして、誰もが知っている超メジャールートというよりは、地元の人間ならではのエッセンスを加えたかった。ということで、プランニングしたのが今回のコースです。
1日目のルート
スタート=吉部(よしぶ)登山口→平治岳(ひいじだけ)登山口→大戸越→大船山(たいせんざん)→坊ガツル▲テント泊
浦:福岡からは大分自動車道の九重ICを利用しますが、そこからの登山口は、くじゅう連山の北側の長者原(ちょうじゃばる)、牧ノ戸峠がメジャーで、そのほかに今回使った吉部になります。
初日は吉部登山口をスタートして、暮雨(くらぞめ)の滝を見て、平治岳の裾野を回りこむように森のなかを大戸越まで登る。この区間は標高が低いエリアなので、ちょうど上部から降りてきた紅葉が最盛期を迎えているのでは、という期待を込めたルートです。
田村:その点、バッチリ狙い通りでしたね。平治岳の森は、僕も歩いたことがなかったので、なかなか良かったですね。
浦:そうね、あそこは"なかなか"なのよ。くじゅうに何回も来ていますという人でも、あのルートを歩く人は少ないんじゃないかな。
田村:ですよねぇ。
浦:そして、大戸越から北大船山を経て大船山。くじゅうのなかでも、大船山はぜひ登っていただきたい山です。山頂からは360度の絶景が広がり、山頂近くの御池(おいけ)が紅葉に包まれていたら最高ですしね。
浦:そこから下ると、ラムサール条約に登録されている美しい大湿原、坊ガツルです。
——草紅葉に染まった坊ガツルでのテント泊は最高でした。
田村:九州の山でテント泊をしようと思ったら、やはり坊ガツルは憧れの場所ですよね。
浦:吉部登山口からは法華院温泉に荷物を運ぶ林道があるので、それを使えば急な登りもなく坊ガツルに入れるので、山道を歩き慣れていない人や、大きな荷物を持って行く人にも人気です。
田村:キャンプだけを目的に林道を歩いてくる人も多いみたいですね。
浦:山頂を踏まずして、坊ガツルにキャンプ目的に来るという発想はなかったんですが、実際にテントで泊まってみると、その気持ちもわからなくはない、と思えてきた(笑)。
田村:朝から山に登り、疲れた体に温かい食事と焼酎が浸みた、というのもあるかもしれないけど、でも、楽しかったですね。
浦:だよね。これだけのために来るっていうのも案外アリかなって。新しい発見だったね。
だから、坊ガツルに泊まりたくなる
周囲を山々に囲まれた広大な草原、坊ガツルは広大なテント場として利用されており、山好きやキャンプ好きが多く訪れる。人気の理由はなんといってもアクセスの良さと壮大なロケーション。坊ガツルへのアクセスで一般的によく利用される長者原(ちょうじゃばる)の登山口からは2時間弱で、アップダウンも緩やか。登山初心者であっても、また重たい荷物を背負っていてもあまり苦労せずたどり着くことができる。そして、平治岳、大船山、中岳、三俣山など山々に囲まれた圧倒的な風景も、人を惹きつけてやまない。
また、法華院温泉が近くにあるので、ふらっと温泉に入り、ついでにアルコールやつまみが調達できるというのもうれしいポイント。利用にあたっては料金がかからず予約も不要というのもありがたい。
ここで、坊ガツルでのテント泊をゆったりと楽しむために普段より充実させたという、今回のおふたりの夕食をご紹介。
福岡名物のモツ鍋(浦さん)
福岡ではおなじみだが、山で食べるのは決して一般的ではないというモツ鍋。だが、今回は普段とは違う特別メニューということで用意。合わせる酒は、もちろん焼酎だ。
お客さんからもらったうなぎ(田村さん)
「なじみのお客さんからもらった」という うなぎの蒲焼を持参。これをフライパンで焼いて温めて白米へオン。いっしょにいただいたという葉わさびも添えて
坊ガツルの目前に聳える三俣山に登った2日目
2日目のルート
坊ガツル→法華院温泉→北千里ヶ浜→三俣山(みまたやま)本峰→南峰→坊ガツル→吉部登山口=ゴール
——二日目の狙いは?
浦:朝起きてテントから出ると、真正面に三俣山が見えます。その存在感がすごいんです。行ってみたい、登ってみたいと思わせてくれる山なので、ここはぜひ押さえておきたいなと。
——目の前の聳える三俣山の威圧感がすごくて、果たしてどんなハードルートなのかと思ったら、意外なほどスムーズに登ることができました。
浦:そうなんですよね。ほんとにあの山に登るの? という感覚を体感していただきたかった。でも、実際は登山ルートは地形の弱点を上手についていて、非常に理に適った登山道。くじゅう全体でもいえるのですが、大きな段差も少なくて登りやすい道が多いです。
田村:くじゅうは全般的に登山道が極端に急だったり険しかったりするわけではないので、暗い時間帯から登ってご来光を狙ったり、朝日の写真を撮りに行く方も多いようです。山頂も木が生い茂っているわけではなく、周囲を見渡せるのも魅力ですね。
——坊ガツルから法華院温泉を過ぎて、しばらく急登をがんばると北千里ヶ浜。名前だけでは意味がわからなかったのですが、実際に行って見て納得。プチ・グランドキャニオンというか、なんとも日本離れした場所ですね。
浦:初めての方はみなさん驚かれるし、あの景観に感動していただけます。そこからほんの少しの登りで諏蛾守越(すがもりこし)、しばらく登ると三俣山です。帰路は同じ道を戻るのもナンですから、バリエーション的な直登ルートを下りました。
——標高差500mを一気に下るあの斜度感は強烈でした。延々下ってもほとんど斜度が落ちない。あんな斜度感のルートは北アルプスにだってそうそうないですよ。
浦:なかなかたいへんなルートでしたね。山頂直下で転ぶとかなり危ないことになるので、お客さんを連れて行くことはありません。でも、「九州の山ってたいしたことないね」と言うような人は連れて行くかもしれません(笑)。
日帰りや1泊2日の定番ルートなら
ラリーグラスには数名の有資格ガイドが勤務しており、福岡近郊の山から北アルプスまで四季折々の山でイベントを企画している。もちろん、くじゅうに行く機会は少なくない。そこで、今回のルート以外のおすすめプランを訊いてみた。
——まずは日帰りのおすすめルートを教えてください。
浦:季節によってさまざまです。ミヤマキリシマや紅葉の時期なら、時期によってピークがずれるので、そこに合わせるようにどこに行くかを考えます。
——では、山を歩き慣れない人にもおすすめのコースは?
浦:おすすめは牧ノ戸峠登山口からの久住山ですね。久住山は標高1786.5m、くじゅう連山を代表する山ですが、スタートの牧ノ戸峠がすでに標高1,300m台なので、そこから標高差にして400m強を登るだけ。山頂までの往復でコースタイムも4、5時間です。山自体も急峻ではなく、なだらかな裾野がしばらく続くので、福岡近郊の山よりも楽に思えるかもしれません。
——1泊2日でのおすすめコースは?
田村:店のツアーではテントではなく、法華院温泉に泊まることが多いですね。
浦:よく使うのは、初日は牧ノ戸峠から入山して久住山に登り、北千里ヶ浜を通って法華院温泉に泊まり、二日目は坊ガツルから雨ヶ池越経由で長者原へ下る1泊2日です。それなりに歩ける方なら、久住山から中岳を経由したり、二日目に大船山往復を加えることもあります。
——今回は立ち寄っただけでしたが、法華院温泉はいい山小屋ですね。なにか温かみを感じさせるものがありました。
浦:アットホームな感じですよね。もちろん、山を歩いて、山のなかで温泉に入れるということが最大の魅力なんですが、スタッフもすごくあったかい人が多い。人間味を含めて法華院の魅力だと思います。
田村:温泉から上がったら、プシュッとやりたいところですが、その点、缶ビールの品揃えがすごい。お馴染みの銘柄は各社からクラフトビールまで揃う自販機は、街でも見たことがありません。それに、山小屋とは思えないほど価格も良心的です。
アットホームな雰囲気が魅力の法華院温泉山荘
標高1,303m、九州で最も高所に湧く温泉であり、くじゅうのオアシスとして坊ガツルで営業を続けている法華院温泉山荘。宿泊はもちろん、立ち寄り湯として坊ガツルを利用するテント泊登山者にも利用されている(利用時間11:00~20:00、最終受付19:30)。山小屋というよりは民宿のようなアットホームな雰囲気が特長で、家庭的で品数が多い食事も人気。また、アルコールの自動販売機が設置されており、テント泊でも利用できる。一般的な山小屋価格よりリーズナブルに設定されているのがうれしい。
お二人それぞれにとっての「くじゅう連山」
——お二人が個人的に好きなくじゅうのルートはどこですか。
浦:季節によっても変わるんですが、冬のバリエーションルートで、三俣山の谷筋を詰めていくと、ほんの短い期間ですが、凍った小さな滝でプチアイスクライミングできるところがあるんです。ほんの5mくらいあるかないかですよ。そこを抜けて山頂に登るラインも好きですね。
また、「17サミッツ」という1,700mのピークを巡って走るトレイルランニングがあります。三俣山を本峰と南峰をぐるっと回って、久住山、中岳、大船山と走る。3年前に田村君と一緒に走りに行って、こんな遊び方もあるんだなと。これを法華院温泉に泊まって、歩きでやる人もいますね。
田村:僕は好きなコースを特定できないです。これまで何度も来ていますが、毎回いろいろなルートから登ると、毎回いいなと思えるポイントがある。なので、ひとつに決められないですね。
——お二人にとって「くじゅう連山」とはどんな存在ですか。
浦:遊び尽くせない遊び場、ですかね。
田村:自分を教えてくれる場。来る機会が多いので、その都度、気づきがあり、学びがある。そんな山ですね。
時期とシーンを考えた装備選び
今回撮影を行なったのは紅葉が最盛期を迎える10月下旬。晩秋になりつつあるこの時期は、朝晩の冷え込みが厳しく、山の装備セレクトも難しくなる。ふたりは、この時期のくじゅうの気候を考慮して念入りに装備を選んだ。
「放射冷却で気温が下がる坊ガツルでのキャンプを想定して、保温に長けたアイテムをセレクトしました」(浦さん)
「坊ガツルでのキャンプを少しだけリッチに楽しみたいという気持ちがあり、食材や調理器具のバランスを考えました」(田村さん)
浦さんの装備
日に日に寒くなる時期だけに防寒を左右するインサレーションウェア、さらには断熱性や快適性を左右するスリーピングギアにこだわった。「朝晩はかなり冷え込んだので、ミッドレイヤーとして着用したプロトンパンツが活躍しました。軽くて暖かなオクタを使っていて、肌触りも良いです。あとマットはしっかりとした厚みがあり断熱性に優れるクローズドセルのマットを選びました。どこにでも敷いて座ったり寝たりできるので、今回のような山行にピッタリです」
田村さんの装備
食を重視しつつ、防寒にも気を付けたという田村さん。「朝晩は想定以上に冷えましたが、ダウンインサレーションのアークテリクス・セリウムLTフーディ(現行は「セリウムフーディ」)を着込んだまま寝袋に入ったので快適に寝られました。行動時は軽量、コンパクトに携行できるのもうれしいポイントです。あと、食に関しては、山用のクーラーバッグ が役立ちました。アルミ蒸着の断熱材が使われていて、保冷剤を入れる内ポケットもあるので、食材の携行に便利です」
Backyard Vol.7 九州編
Part1
おふたりが紅葉に染まるくじゅう連山を歩いた旅の様子を公開中。目まぐるしく変わる雄大な山々の風景、広大なロケーションの坊ガツルでのテント泊など、くじゅうの魅力を映像でたっぷりご堪能ください。
協力:ラリーグラス 大名店
写真:武部努龍
テキスト:寺倉 力
映像:井上卓郎(Happy Dayz Productions)
制作:牛田浩一(B.O.W)
企画:アークテリクス