多彩なBIRD CLUB会員特典

アークテリクスのメンバーシッププログラム「バードクラブ」の初めてのトリップとなる山形の旅。今回は、紅葉に彩られた山肌を見下ろす景色を目指して、朝日連山の大鳥池～以東岳（標高1772ｍ）を歩き、山形修験道を中心とした山岳信仰の山として知られる羽黒山を散策する、東北登山に浸る3日間となりました。

目的地：山形県　朝日連山　大鳥池・以東岳・羽黒山
参加者：アークテリクスバードクラブ会員4名様、石沢ガイド、新田ガイド（サポート）、菅井ポーター、アークテリクススタッフ
日程：
Day1 泡滝登山口～大鳥池 タキタロウ山荘泊 7.3km（4時間弱）
Day2 大鳥池～以東岳～大鳥池～泡滝登山口 15.8km（10時間強）
Day3 出羽三山の歴史を紐解く羽黒山 歴史探訪

Day1
　初日は雨・曇り・晴れと目まぐるしく天気が変わるなか、レインウェアの着脱などに対応することが多い一日となりました。参加者は皆さん登山経験があり、コミュニケーションも和やかにスタート。
　朝日連山はブナの森で水を多く溜め込むその特徴から植生が豊か。そのため石沢ガイドから花やキノコ、樹々についてや、疲れにくい登り方やペース配分などのレクチャーがあり、学びの時間となります。
　7kmを登り続ける登山ののち宿泊地、大鳥池に到着。その頃には雨も上がり、背後には翌日登る以東岳のピーク（1772m）も望めます。
　東北の山小屋は有人小屋がなく、避難小屋を兼ねていることがほとんどだそうで、このタキタロウ山荘も同様でした。宿泊者は食事に関するものはすべて自力で運ぶ必要があり、必然的に荷物は重くなります。北アルプスなどとの環境面の違いを知る機会となりました。従来の避難小屋のイメージは避難のためだけの施設でしたが、ここは食事のない山小屋として機能し、きれいに整備されていました。
参加者様からの差し入れもあり、豪華な宴となるなか、参加者さまからガイド陣やアークテリクススタッフへの質問など、コミュニケーションが深まり、就寝となりました。

Day2
　午前4:30に出発。今年は紅葉が2週間程度遅いということでしたが、標高を上げるにつれて色づいた山道を歩きます。参加者様はご自分にあったレイヤリングのおかげで気温3度程度でも快適に歩き続けます。
　稜線上では、ブロッケン現象に出会えたり、強風に打たれたりしながらも、以東岳に無事登頂を果たします。
　この日は雨に打たれることはなく、また草紅葉によって「紅葉の中を歩く」ことも果たせました。

Day3
　山形の修験道や修験者である山伏の歴史や文化、登山背景を知ってもらいたいという石沢ガイドの提案で、出羽三山のひとつ羽黒山（出羽神社）を参拝。羽黒山、月山、湯殿山の修験道としての存在や価値を知る機会となりました。